時刻表の通販人気ランキング
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時刻表に見るスイスの鉄道―こんなに違う日本とスイス (交通新聞社新書) 価格: 840円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 まず断っておきたいのが、本書は鉄道を通した、スイス観光を目的とした観光ガイドブックではない点。「氷河急行」や「ゴールデンパスライン」等、スイスには魅力的な観光列車が存在し、年間を通して多くの日本人が利用している。このようなスイスを列車で観光するためのガイドブックとして、本書は存在しているのではない。事実、本書中にもそのようなくだりは見られない。本書はそのような一般的な観光客向けの書ではない。スイスガイドブックとして本書を購入すると、期待を裏切られる。
筆者は新進気鋭の工学博士。専門は土木工学と著者紹介にあるが、本書は氏の得意分野であろうと推察される社会工学、とりわけシステム工 |
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現代読書法 (講談社学術文庫) 価格: 903円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 一途で朴訥な学者によるストレートな読書論。インプット寄りの読書観が基本にあり、アウトプットを前提とした読書という観点はほとんどないのは時代的な制約だと思うし、今の目からみたら内容面ですごく新しいことがあるわけではない。だがそれでも、古今東西の読書論を渉猟した著者による豊富な引用は読み応えがあり、なおかつ有益だ。自分の読書実践と照らし合わせて自分の方法論を省みるによい本になると思う。
個人的には阿部次郎と新渡戸稲造などの意見に興味を持った。「読書の意義を考える者は、先ずその価値の限界を考えなければならない」とし、読書より生活優位をとくのが阿部次郎。標準とする最良書につ |
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増補版 時刻表昭和史 (角川文庫) 価格: 580円 レビュー評価:5.0 レビュー数:6 1980年に角川選書として出たものの文庫化・増補版。 もともとは1945年8月15日、米坂線の坂町駅で日本の敗戦を知ったシーンで終わっていたが、新たに5章が加えられている。戦後の混乱のなか1948年までの鉄道の様子が描かれている。 宮脇氏が自身の作品のなかでもっとも愛したことで知られる一冊。著者の意向で何度も復刊され、版型を変えたりして出されたが、売れ行きは芳しくなく、何度も絶版になったという。 確かに現代の鉄道ファンが敬遠しそうな重い内容である。1933年から書き出されて1948年に終わる。戦争へと向かう暗い世相、戦中・戦後の残酷な物語。いつもの宮脇氏の気楽な旅とはまったく違う世界である |
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